新型コロナ 帰省自粛の学生にふるさとのコメなど送る 新潟 燕

新型コロナ 帰省自粛の学生にふるさとのコメなど送る 新潟 燕
新型コロナウイルスによる感染拡大で東京などで緊急事態宣言が出されていることを受けて、新潟県燕市では、地元への帰省を自粛している学生にふるさとで作られたコメなどを送る取り組みを始めています。
新潟県では、緊急事態宣言が出されている東京など7都府県に住む人に対して、不要不急の往来を控えるよう求めていますが、燕市では、市や農家、企業の有志らが帰省を自粛している学生に地元でとれたコメなどを送る取り組みを始めています。

燕市の農家では13日、コシヒカリ5キロや布マスク、それにみそや漬け物などを段ボールに詰め込む作業が行われ、応援メッセージを添えた鈴木力市長も訪れ、作業を手伝っていました。燕市によりますと、学生などから13日午前中までに170件余りの申し込みがあったということです。

鈴木市長は、「本来ふるさとは、いつでも帰ってこられる温かい場所で、帰省の自粛を求めるのはつらいです。地元の食べ物を食べてともに危機を乗り越えましょう」と話していました。

また、燕市の農家の男性は、「自分の息子は県内にいますが、東京に出ていたとしたら心配ですし、出ている方はすごく不安だと思います。地元の感謝や応援の気持ちが伝わればと思います」と話していました。