臨時休校長期化 虐待防止へ子どもの状況把握求める 厚労省

臨時休校長期化 虐待防止へ子どもの状況把握求める 厚労省
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため各地の学校で臨時休校が長期化する中、厚生労働省は、虐待されているおそれのある子どもの状況を把握するため学校との連携強化を全国の自治体に求めました。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、各地の学校で臨時休校が長期化し外出自粛の呼びかけも続く中、生活不安やストレスから児童虐待やDV=ドメスティックバイオレンスの増加が懸念されています。

こうした中、厚生労働省は虐待のおそれのある子どもの状況を把握するため学校との連携強化を全国の自治体に求めました。

具体的には、学校が休校期間中に設けられた登校日に子どもへの聞き取りをしたり、子どもに配布したタブレットなどの機器を通じて状況を確認したりして、その情報を共有するよう求めています。

そして、これまでと同様に家庭訪問や立ち入り調査、保護者から引き離す「一時保護」など適切な支援を行うよう求めています。

厚生労働省は「緊急事態宣言が出た中でも、支援を必要とする子どもや家庭に適切に対応してほしい」としています。