岐阜 県と市が合同クラスター対策本部 集団感染相次ぎ発生で

岐阜 県と市が合同クラスター対策本部 集団感染相次ぎ発生で
岐阜市で感染者の集団「クラスター」の発生が続き、感染した人の確認が相次いでいることから、岐阜県と岐阜市は合同で検査の実施や感染経路の分析を急ぐ対策本部を設置しました。
岐阜市では、ナイトクラブ「シャルム」や肉料理店「潜龍」でクラスターが発生し、客や従業員など県外を含めて合わせて40人以上の感染が確認されるなど感染の拡大が続いています。

感染の拡大を防ぐため、岐阜県と岐阜市は13日、岐阜市保健所に、担当者や感染症の専門家合わせて21人で作る「クラスター対策合同本部」を設置しました。

これまでは、県と市の保健所がそれぞれ検査などを行って情報共有する“縦割り”の態勢だったため対応に時間がかかっていましたが、今後は合同本部が一体となって、接触者の相談や検査の実施、それに感染経路の特定をすることで迅速に対応したいとしています。

岐阜県の古田知事は「ウイルスの感染拡大に市も県も関係ない。1つのチームでより効果的で強力な体制で取り組む」と話しました。

岐阜市の柴橋市長は「感染確認が広範囲に広がっていて、市だけでは調査が難しく苦労している。県の経験や力を借りて1日でも早い収束に全力を尽くしていく」と話していました。