愛知 大村知事 検査ミスで陳謝 24人は感染せず 体制強化へ

愛知 大村知事 検査ミスで陳謝 24人は感染せず 体制強化へ
愛知県の大村知事は、新型コロナウイルスに感染したと県が発表した24人が、実際には感染していなかったことを陳謝したうえで、検査にあたる人員を増やすなどして再発防止に取り組む考えを示しました。
愛知県は12日夜、新型コロナウイルスへの感染が確認されたと11日発表した28人のうち、死亡した1人を含む合わせて24人が、実際には感染していなかったと発表しました。

これについて大村知事は13日の記者会見で「大変問題があり、県民の皆様にはおわび申し上げたい。人員を増強して、ダブルチェック体制でしっかりやっていく」と述べ、再発防止に取り組む考えを示しました。

一方、大村知事は今月10日に県として独自に「緊急事態宣言」を出してから、最初の土日を振り返り「県民に理解をいただき、相当、人出が減ったのではないか」と述べました。

そして、県民に対しては引き続き、不要不急の外出や移動を自粛することを要請するとともに、政府の方針に沿って夜の繁華街の接客を伴う飲食店などへの外出も自粛するよう呼びかけました。

さらに、大村知事は法律に基づく「緊急事態宣言」の対象の7都府県で、一部の事業者に休業を要請したり、休業要請を検討したりする動きが出ていることについて、愛知県としても対象業種などを検討して準備しているとしながら、実際に要請するかどうかは、ほかの自治体の対応を見て判断する考えを示しました。