事業者などへの休業要請へ最終調整 福岡県

事業者などへの休業要請へ最終調整 福岡県
福岡県は、新型コロナウイルスの感染拡大が続いているのを受けて、専門家の意見も踏まえ事業者などに対する休業要請を行う方向で調整していて、小川知事は13日、対策本部会議を開いて最終的な判断をすることにしています。
福岡県内では、新型コロナウイルスの感染が確認された人が11日、1日としては最多の43人となったのに続き、12日も30人となっていて、これまでに365人の感染が確認されました。

感染症の専門家は感染確認のペースが急速に上がっていることや、感染が全県的な広がりを見せていること、それに感染経路が分からない人が全体の半数を占めていることなどを指摘して、事業者などに対する休業要請を含めた思い切った対応を求めています。

こうした意見も踏まえて、福岡県は、感染拡大を防止するため休業要請を行う方向で調整しています。

小川知事は13日午前9時すぎ、記者団に対し「週末も情報収集をしてきたので、整理・分析して判断したい。専門家の意見を集約してきょう判断したい」と述べました。

そして、知事室で県の幹部や担当者から専門家の意見の詳細などについて説明を受けていました。

小川知事は13日午後、県庁で対策本部会議を開き、最終的な判断をすることにしています。

その後記者会見を開いて判断の理由などを説明することにしています。

これまでの検討で県は、休業要請を行う場合の対象について、6つの業態や施設を対象とした東京都と同様になるとしています。