神戸西警察署 署長と副署長も新たに感染確認

神戸西警察署 署長と副署長も新たに感染確認
異動してきた署長らの歓迎会に参加した警察官などが、新型コロナウイルスに感染した神戸市の警察署で、署長と副署長の感染が新たに確認されました。兵庫県警は、治療に専念させるとして一時的に異動させ、後任の署長らを配置する人事を発表しました。
神戸市西区の神戸西警察署では、先月27日に居酒屋で開いた、異動してきた署長らの歓迎会に参加した幹部警察官など、これまでに8人の感染が分かっています。

警察によりますと、新たにこの歓迎会に出席していた北山正紀署長と、横山貴行副署長も13日までに感染が確認されたということです。

これを受けて、兵庫県警察本部は、治療に専念してもらうため2人を一時的に異動させるとともに、警察署の指揮体制を確実にするためとして後任の署長と副署長を配置するということです。

この警察署では、およそ120人を自宅待機させ、健康状態の観察を続けているということで、兵庫県警は業務に支障が出ないよう応援の警察官を派遣しています。

県警本部長「治安確保に十分な体制とる」

兵庫県警の加藤晃久本部長は13日、記者会見を開き、「県民の皆様にはご心配をおかけしているが、治安を確保するのための十分な体制をとっている。引き続き総力を上げて、安心していただけるよう努めたい」と述べました。