福岡市では12日、新たに11人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。このうち６人は感染経路が分かっておらず、市は市中感染が広がっているとして慎重な行動を呼びかけています。

福岡市で12日に新たに新型コロナウイルスへの感染が確認されたのは、20代から80代までの男女11人です。

このうち、いずれも80代の女性２人は、「クラスター」と呼ばれる感染者の集団が発生した、福岡市博多区の介護老人保健施設「楽陽園」の入所者で、一度、検査で陰性が確認されましたが、その後、発熱し、検査の結果、感染が確認されました。これで、この施設で感染が確認された人は、合わせて18人となりました。

また、12日に市内で感染が確認された11人のうち、６人は感染経路が分かっていないということで、市は市中感染が広がっているとして、慎重な行動を呼びかけています。

一方、12日に福岡市で感染が確認された人数は、10日の26人、11日の25人と比べて半分以下となっていますが、福岡市は土曜日や日曜日は病院の外来が休みのところが多いため、結果的に検査の数が減っていることが理由だとしています。