感染した医師が勤務の病院 12人に症状 集団感染の可能性 熊本

感染した医師が勤務の病院 12人に症状 集団感染の可能性 熊本
熊本県は、新型コロナウイルスへの感染が11日確認された70代の男性が人吉市の病院に勤務する医師で、病院の患者など12人に発熱などの症状があると発表しました。県は、「クラスター」と呼ばれる感染者の集団が発生した可能性もあるとみて順次、検査を進めています。
熊本県の蒲島知事は12日記者会見し、11日感染が確認された熊本市東区の70代の男性は人吉市の「球磨病院」に勤務する整形外科医だと発表しました。同居する70代の妻の感染が12日新たに確認されたほか、保健所が調査した結果、球磨病院の医療従事者と患者の中に発熱などの症状のある人が12人いることがわかったということです。

このため県は、「クラスター」と呼ばれる感染者の集団が発生した可能性もあるとみて順次、検査を進めています。

男性医師は、今月も6日と8日、そして9日に勤務していたということです。

球磨病院は救急患者を受け入れる地域の中核的な病院ですが、12日から新規の外来や入院の受け入れを取りやめています。

蒲島知事は「県民の皆様には引き続き不要不急の外出自粛をお願いしたい」と話しています。