オンラインで交流 より簡単なシステム開発 ベンチャー企業

オンラインで交流 より簡単なシステム開発 ベンチャー企業
新型コロナウイルスの感染拡大で外出制限や在宅勤務などで多くの人たちが自宅で過ごす中、オンラインでより簡単に交流できるシステムが開発され、利用が広がっています。
このシステムは、自宅でお酒を飲む「宅飲み」をもじって「たくのむ」と名付けられ、登録が必要な一般的なオンラインの会議システムとは異なり、サイト上で作成したホームページアドレスをやり取りしてアクセスするだけで誰でも簡単に交流したい相手とネットでつながって飲み会を開くことができ、現在は1回12人まで、無料で利用できます。

新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、都内のベンチャー企業が開発し、先月下旬のサービス開始から3日間で7000件の利用があったということです。

この会社の社長の清瀬史さんは、家族への感染をおそれ、実家への帰省を取りやめたみずからの体験から、会いたい人に会うことができない状況だからこそ、ネットで気軽に同じ時間を過ごしてほしいという思いから開発したということです。

清瀬さんは「自分が実家に帰ることで家族が感染して亡くなってしまったらそんなつらいことはない。今は会いたくても会えない人がたくさんいると思うので、飲み会だけでなく、お酒を飲まない人にも本当に大切な人との時間を共有するために使ってほしい」と話していました。

今後は、オンライン飲み会で撮影した写真のアルバムを作成したり、出前を注文できる機能も追加したりするほか、外出自粛で客足が遠のいているバーや居酒屋などの飲食店と契約し、オンライン上で営業できるシステムの開発を進めるということです。