北海道 1人死亡 新たに12人感染確認 道内の感染者延べ267人

北海道 1人死亡 新たに12人感染確認 道内の感染者延べ267人
北海道内では、12日新たに12人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、すでに感染が確認されている入院中の60代の男性が死亡しました。新型コロナウイルスの感染が新たに確認されたのは、札幌市で10人、石狩地方で2人の合わせて12人です。感染の確認が10人以上となるのは5日連続となり、道内の感染者は延べ267人、治療を終えた人は延べ161人になりました。
札幌市によりますと、このうち7人については、白石区の「札幌呼吸器科病院」の入院患者と院内に設けられた薬局に勤める薬剤師だということです。

病院ではこれまでに入院患者や看護師など合わせて18人が感染し、市はクラスターが発生したと判断し、関係者の検査を進めています。

また、この病院の入院患者で、すでに感染が確認されていた60代の男性が12日朝死亡し、道内で死亡した感染者は11人になりました。

札幌市は「主治医の判断によれば死因は持病の悪化だ」としています。さらに札幌市では、北区にある、「札幌市立新琴似緑小学校」の給食調理員の50代の女性の感染も分かり、13日から22日まで臨時休校としたうえで、施設の消毒を行うことにしています。

女性は、10日感染が確認された50代の男性の妻だということです。

札幌市保健所の山口亮感染症担当部長は「週末に開いている医療機関が少ないため、受診を控えている人もいるとみられる。個人的には感染の第2波は来ていると思っている」と話していました。