ドイツの金メダリスト ”自宅トライアスロン”配信で寄付集め

ドイツの金メダリスト ”自宅トライアスロン”配信で寄付集め
k10012382631_202004121042_202004121052.mp4
新型コロナウイルスの患者の治療にあたる医療従事者を支援するための寄付金を募ろうと、ドイツ出身で北京オリンピック金メダリストの選手が自宅でトライアスロンに挑戦し、その様子をソーシャルメディアでライブ配信しました。
北京オリンピック男子トライアスロンの金メダリスト、ヤン・フロデノ選手は、外出が制限されている人々を励ますとともに寄付金を募ろうと、11日、トレーニング設備のあるスペインの自宅でトライアスロンの中でも最も過酷と言われる「アイアンマン」に挑みました。

フロデノ選手は、およそ4キロを泳ぐ「スイム」と、自転車で180キロの距離を走る「バイク」、それにフルマラソンの「ラン」の3つを連続で行い、その様子をフェイスブックでライブ配信しました。

「スイム」では庭に設置した水が流れるトレーニング用のプールで競技と同じ距離になるよう計算して泳ぎ、「バイク」と「ラン」は室内のトレーニング用のマシンを使って、8時間33分39秒で完走しました。

配信中には、同じドイツ出身で元テニスプレーヤーのボリス・ベッカーさんなどからも応援のメッセージが届き、最終的に集まった寄付金は20万ユーロ、日本円で2370万円に達したということです。

フロデノ選手は全額を地元の医療機関で使われるマスクや防護具の購入などにあててもらうため寄付するということです。