“仕事でも外出時は申請を” モスクワ 外出禁止措置を強化へ

“仕事でも外出時は申請を” モスクワ 外出禁止措置を強化へ
ロシアの首都モスクワでは、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、外出の際にあらかじめ市に申請することを義務づけるなど、外出禁止の措置が強化されることになりました。
ロシアでは新型コロナウイルスの感染者が11日の時点で1万3000人を超え、モスクワでもここ数日、1000人規模で増え続けています。

こうした事態を受けて、モスクワのソビャーニン市長は外出禁止の措置を強化する方針を決め、11日、内容を明らかにしました。

それによりますと、今週15日からは仕事や買い物などであっても、外出する際には市に申請することが義務づけられるということです。

ロシアでは、先月28日から1か月間の予定で全国一斉の休業措置がとられていますが、一部には営業などを続けている企業もあることから、ソビャーニン市長は、13日から19日までの1週間は、病院や軍に関わる企業などを除くすべての企業に対して休業を徹底するよう求めました。

ロシア政府は罰金や禁錮刑を科すことも可能な外出禁止措置をすでにとっていますが、今回、モスクワ市としても対策を強化することにしたもので、プーチン大統領も8日、感染拡大を食い止められるかどうかは、今後2、3週間の対応が決定的になるという見方を示していました。