広島県内 通所介護施設の利用者など23人感染確認 クラスターか

広島県内 通所介護施設の利用者など23人感染確認 クラスターか
広島県は三次市などに住む10代から90代の男女23人が新たに新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。23人は通所介護施設の利用者や訪問介護員などで、県は「クラスター」と呼ばれる感染者の集団が発生したとみて、さらに感染の広がりがないか調べています。
これは広島県の湯崎知事が12日午前1時前から記者会見して明らかにしました。

それによりますと、新型コロナウイルスへの感染が新たに確認されたのは三次市などに住む10代から90代の男女23人です。

このうち三次市の70代から90代の男女17人は、いずれも今月9日に県内で25例目に感染が確認された80代の女性が通っていた通所介護施設の利用者だということです。

残る6人のうち、2人はいずれも25例目の女性の自宅で介護サービスを行っていた訪問介護員や介護職員で、3人は同じ女性の自宅で訪問介護を行い、すでに感染が確認された別の訪問介護員の10代を含む親族、1人はこの女性の知人だということです。

いずれも症状は重くないということです。

県は今回の一連のケースについて「クラスター」と呼ばれる感染者の集団にあたると判断し、厚生労働省のクラスター対策班の派遣を要請したということで、さらに感染の広がりがないか調べることにしています。

広島県内で感染が確認されたのは56人となりました。