富山市 2人の感染確認 病院の患者と看護師 院内感染か

富山市 2人の感染確認 病院の患者と看護師 院内感染か
富山市は富山市民病院の70代の入院患者と勤務する30代の看護師の合わせて2人が、新型コロナウイルスに感染していることが新たに確認されたと発表しました。看護師は、すでに感染が確認されている50代の看護師と同じ病棟で勤務していて、富山市民病院は「院内感染が発生した」という見解を示しました。
新たに感染が確認されたのは、富山市民病院に入院する70代の女性患者と病院に勤務する30代の女性看護師の合わせて2人です。

富山市によりますとこのうち70代の女性患者は先月26日に富山市民病院で緊急手術を受け、50代の女性看護師が勤務する病棟に入院しました。

今月4日には市内の別の病院へ転院し、その後、肺炎の症状がみられたため、10日に再び富山市民病院に入院し、検査を行った結果、11日、感染が確認されました。

また、30代の女性看護師は、9日に感染が確認された50代の女性看護師と同じ病棟で勤務する濃厚接触者で、検査を行ったところ感染が確認されたということです。

この病棟では入院患者11人が発熱やせきの症状を訴え、看護師2人も発熱の症状があり、検査を進めているということです。

富山市民病院は「院内感染が発生したと言わざるをえない」という見解を示し、藤村隆院長は「感染の拡大防止に努めてきたがこうした事態になり申し訳ない。これ以上、感染者を出さないよう全力を尽くしたい」と述べました。