専用バスで献血会開催 血液不足のおそれ 神奈川 藤沢

専用バスで献血会開催 血液不足のおそれ 神奈川 藤沢
新型コロナウイルスの影響で、献血イベントの中止が相次ぐ中、神奈川県藤沢市で専用のバス8台を用意して献血会が開かれました。
日本赤十字社は、献血への協力の呼びかけが強めていて、11日は、藤沢市で特別な設備を載せたバス8台を用意して献血会を開きました。

感染を防ぐため、会場には消毒液やマスクが用意され、密集しないよう順番待ちの席の間隔も広げ、訪れた人たちはバスに乗り込んで献血していました。

神奈川県赤十字血液センターによりますと今月は県内で予定されていた180の献血イベントのうち半数近くが中止となり、このままでは血液が不足するおそれがあるということです。

献血に訪れた地元の企業に勤める20代の男性は「血液が足りないというのを報道で知っていたので、自分で役立つなら協力したいです」と話していました。

神奈川県赤十字血液センターの藤崎清道所長は「感染防止策は万全を期しているので、命を守る、医療を守るために不要不急の外出とは考えずご協力いただきたい」と呼びかけていました。