北海道 新たに16人の感染確認 道内計255人に 新型コロナ

北海道 新たに16人の感染確認 道内計255人に 新型コロナ
北海道内では11日、新たに16人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。4日連続で10人以上の確認で、札幌市では12人とこれまでで最も多くなりました。
11日、新型コロナウイルスの感染が新たに確認されたのは、
札幌市で12人、千歳市で1人、石狩地方で1人、オホーツク海側で1人、遠軽町で1人の合わせて16人です。

1日の感染確認が10人以上となるのは4日連続で、札幌市では初めて10人を超えこれまでで最も多くなりました。これで道内の感染者は延べ255人、治療を終えた人は延べ159人になりました。

このうち札幌市では、これまで2人の看護師の感染者が出ている白石区の札幌呼吸器科病院で新たに看護師3人と患者4人の合わせて7人の感染がわかったということです。

市は、病院内で感染が広がりクラスターと呼ばれる感染者の集団が発生したとみて、さらに感染者が増える可能性があるとみています。

札幌市保健所の山口亮 感染症担当部長は「このような数が続くと第2波と考えなければならないと思う。慎重に見ていかなければならない」と述べました。

また、道によりますと、オホーツク海側の1人は60代の女性で、同居している90代の男女と60代の男性の3人の家族の感染がこれまでに確認されています。

さらに、遠軽町によりますと、遠軽町の1人は20代の男性で、消防署に救急隊員として勤務しているということで、先月8日まで東京で研修を受けていたということです。ほかの12人の署員は自宅で待機しているということです。

千歳市は90代の女性で、これまでに9人の感染者が出ているグループホーム「ぬくもりの里」の入居者だということです。