さいたま 保健所長が誤解招く発言 検査態勢を拡充へ

さいたま 保健所長が誤解招く発言 検査態勢を拡充へ
さいたま市は、保健所の所長が新型コロナウイルスの検査を限定的に行っていたと誤解を招く発言をしたと説明したうえで、今後、新たな機器を購入するなど検査態勢を拡充することにしています。
さいたま市では、検査機器が少ないことなどから、10日までの2か月間に検査した件数は170件余りにとどまっています。

これについて、10日さいたま市保健所の所長は記者団に対し、「病院があふれるのが嫌だったので、少し厳しめに、本当に陽性になりそうな人を検査する方針があった」と述べました。

この発言について、市の関係者は、NHKの取材に対し「誤解を与えかねない表現ではあるが医療崩壊を招かないこと、何よりも死者を増やさないことを前提に取り組んできた。一方で検査件数がほかと比べて少ないということも事実で新たな機器を購入するなどして検査体制の強化に努めたい」と話しています。