大手4社 ビール類の販売減 飲食店の利用落ち込み

大手4社 ビール類の販売減 飲食店の利用落ち込み
新型コロナウイルスの感染拡大で飲食店の利用が落ち込んだ影響で、先月、大手4社のビール類の販売がいずれも減少しました。
各社の発表によりますとビールや発泡酒、それに第3のビールを合わせた「ビール系飲料」の先月の販売数量は前の年の同じ月と比べて、サントリーが25%、サッポロが11%、キリンが5%減少しました。販売額で発表しているアサヒも19%減少しました。

新型コロナウイルスの感染拡大による外出の自粛で宴会や外食が減り、飲食店向けの業務用の販売が大きく落ち込んだことが理由です。

一方で、自宅で過ごす人が増えていることから、大半が家庭で飲まれている第3のビールはキリン、サッポロ、アサヒの3社で増加しました。

政府の緊急事態宣言を受けて休業したり営業時間を短縮したりする店舗が増えるため、各社では飲食店向けの販売は今後さらに厳しくなると見ています。