トランプ大統領 WHOをめぐる政権の立場を来週表明へ

トランプ大統領 WHOをめぐる政権の立場を来週表明へ
アメリカのトランプ大統領は、新型コロナウイルスなどをめぐる対応が中国寄りだとして、資金の拠出を見直す考えを示しているWHO=世界保健機関について、来週、政権の立場を表明する考えを明らかにしました。
トランプ大統領は10日の記者会見で、WHOについて「われわれは中国よりも10倍以上資金を拠出しているが、WHOは非常に中国寄りだ。適切ではなく、アメリカ国民にとって公平ではない」と述べ、改めて批判しました。

そのうえで「来週、WHOについて詳細を話す」と述べ、WHOをめぐる政権の立場を来週、表明する考えを明らかにしました。

WHOへの資金拠出や中国との関係について詳しく説明するものとみられます。

WHOをめぐっては、アメリカ議会で与党・共和党を中心に中国寄りだという批判が強く、テドロス事務局長の辞任やWHOと中国の関係についての調査を求める声が出ている一方で、専門家の間では、新型コロナウイルス対策をめぐる国際協力に影響を及ぼすという懸念も出ています。