東京 新宿の居酒屋では午後8時に閉店 営業時間短縮の要請受け

東京 新宿の居酒屋では午後8時に閉店 営業時間短縮の要請受け
東京都が飲食店に営業時間の短縮などの協力を要請したことを受け、新宿区の居酒屋では10日夜から前倒しで協力し、いつもより4時間早い午後8時に店を閉めました。
新宿駅に近い「思い出横丁」は狭い路地に小さな飲食店が軒を連ね、ふだんは多くの人たちが訪れて混雑します。

しかし、先月下旬に東京都が夜間の外出を自粛するよう呼びかけて以降、客足が遠のき、多くの飲食店が臨時休業していて、週末前の10日夜も道行く人はまばらでした。

店を開けていた居酒屋では、東京都が11日午前0時から飲食店に対して営業時間の短縮などの協力を要請したことを受けて、閉店を4時間早めた午後8時にして、前倒しで協力することにしました。

午後7時半ごろ、最後の客が帰ると店員は皿などを片づけ、店の外に掲げていたのぼりやのれんを店内に入れて、10日の営業を終えました。

店員の男性は「店の売り上げは少ないですし、私たちはアルバイトなので、時間が短くなれば給料も少なくなって大変です。早くもとに戻ってほしいです」と話していました。

この居酒屋では新型コロナウイルスの感染拡大による影響で売り上げが通常の半分程度にまで落ち込んでいますが、11日以降も時間を短縮して営業を続けることにしています。