青森 グループホームで3人感染確認 クラスターの可能性も

青森 グループホームで3人感染確認 クラスターの可能性も
青森県は、9日に新型コロナウイルスの感染が確認された80代の女性が入所する十和田市のグループホームで、10日に新たに職員3人の感染が確認されたと発表しました。県は、クラスターと呼ばれる感染者の集団が発生した可能性が高いとしています。
青森県によりますと新たに感染が確認されたのは、十和田市のグループホームで働く50代の女性職員1人と30代の女性職員2人の合わせて3人です。

この施設では9日、入所する80代の女性の感染が確認されていて、県はクラスターと呼ばれる感染者の集団が発生した可能性が高いとしています。

県によりますと、10日に感染が確認された3人は、いずれも女性の移動やトイレなどの介助に携わっていたということです。

3人は感染症指定医療機関に入院し、このうち2人は症状がなく、もう1人は鼻水などの花粉症の症状を訴えているということです。

これまでに確認されている濃厚接触者は、家族や同居人など合わせて16人で、県は14日間の自宅待機を要請しました。

一方、施設に勤める、ほかの職員13人と、かかりつけの医師2人など合わせて19人のウイルス検査を行ったところ、いずれも陰性だったということで、県は、まだ検査を行っていない16人の入所者について検査を急ぐことにしています。

また、感染が確認された50代の女性職員は、先月下旬と今月7日に上十三保健所管内のスポーツジムを利用していたということで、ジムの従業員や利用者の状況についても調べることにしています。

青森県内で感染が確認された人は、合わせて17人となりました。