高知県 新たに5人感染確認 うち2人は集団感染のバー利用

高知県 新たに5人感染確認 うち2人は集団感染のバー利用
高知県で新たに5人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。高知県で感染が確認されたのは54人となりました。
新たに感染が確認されたのは、いずれも高知市に住む30代の銀行員の男性と、60代の会社員の男性、20代の学校法人職員の女性。それに、県西部の70代の自営業の男性と中央東福祉保健所管内に住む50代の歯科衛生士の女性の合わせて5人です。このうち、4人がこれまで感染が確認されている人の濃厚接触者です。

銀行員の男性は、高知県越知町の高知銀行越知支店に勤務していて、銀行は9日夜、男性の感染を発表するとともに、10日、男性が勤務する店舗を休業としました。

会社員の男性はすでに感染が確認されている女性が経営する宿毛市のバーを利用していて、今月7日に発熱などの症状が出て、9日、感染が確認されました。

自営業の男性も会社員の男性と同じバーを先月27日に利用し、その後、発熱などの症状が出て、10日、感染が確認されました。

このバーは、宿毛市の「ちょっとBar・ZIP」で、関係する感染者は複数の日にわたって合わせて6人に上ることから、高知県は感染者の集団「クラスター」が発生した可能性もあるとみています。

また、学校法人職員の女性は、8日に感染が確認された女性と同居する孫で、9日に発熱し、10日、感染が確認されました。
今月4日以降、出勤していないということで、県は勤務先での感染拡大の可能性は低いとみています。

歯科衛生士の女性は先月30日に、勤務先の歯科医院を患者として訪れた感染者の男性の対応に当たったあと嗅覚の異変が現れ、9日、感染が確認されました。

5人とも現在の症状は軽いということです。高知県で感染が確認されたのは54人となりました。