夜の繁華街 「宣言」後の8日の人出 各地で50%以上減少

夜の繁華街 「宣言」後の8日の人出 各地で50%以上減少
緊急事態宣言が出されたあとの8日夜の東京や大阪などの人出を示すデータが公開され、繁華街がある地域では、ことし2月上旬に比べて軒並み50%以上の減少となったことが分かりました。
ヤフーは利用者から同意の上で得た位置情報を使い、プライバシーを保護した形で東京23区など、主要な都市の人出を推計しています。

このうち、7つの都府県に緊急事態宣言が出されたあとの8日午後8時から9日午前0時までの人出を、ことし2月上旬の平均と比較したところ、繁華街のある地域で人出が大幅に減ったことが分かりました。

銀座がある東京 中央区では人出が71.1%減りました。

赤坂や六本木がある東京 港区では、55.1%減りました。

梅田がある大阪市北区は67.2%の減少でした。

そして、中洲のある福岡市博多区では51.2%の減少となり、減少幅は軒並み50%を超えています。

このほか、政府の緊急事態宣言の対象になっていない名古屋市中区でも、人出は43.9%減少しました。

テレワークが広がり、会社に出勤する人が減っているほか、感染防止のために繁華街を避ける動きが広がったためと見られ、こうした傾向がさらに進むかどうか、注目されます。