千葉県 軽症者はホテルなどで受け入れへ調整 感染拡大で

千葉県 軽症者はホテルなどで受け入れへ調整 感染拡大で
新型コロナウイルスの感染拡大で、千葉県内では先月下旬から患者数が急増し入院先の調整に時間がかかっていることから、千葉県は今後、軽症者はホテルなどで受け入れできるよう調整を進めることになりました。
千葉県は10日、対策本部会議を開き、新型コロナウイルスの感染が確認された人のために308の病床が確保できる見込みとなったことを報告しました。

しかし、8日午後4時の時点で、県内の医療機関には133人が入院中でしたが、95人については入院が必要にもかかわらず調整に時間がかかって入院できておらず、中には1週間ほど待機している人もいるということです。

この理由として、千葉県は先月末以降、東庄町の福祉施設で110人を超える集団感染が発生したことと、今週以降1日で30人程度の感染確認が続くなど患者が急増しているためとしています。

このため今後、重症者の受け入れに支障を来すおそれがあるとして、これまで原則、医療機関で入院治療を行うとしていた方針を切り替え、軽症や症状のない人についてはホテルなどへの受け入れを進めることを決めました。

感染者の多い県北西部を中心に100程度の部屋を確保して、週明けにも受け入れを開始したいとしていて、スタッフの確保を含め運営方法の調整を進めています。

森田知事は「一日も早くホテルでの受け入れを開始できるよう急ぎたい」と話しています。