ウーバーイーツ配達員ら マスクの配布などを運営会社に要求

ウーバーイーツ配達員ら マスクの配布などを運営会社に要求
配達代行サービス「ウーバーイーツ」の配達員らが、運営会社に対してマスクの配布など新型コロナウイルスの感染防止対策を求めました。
対策を求めたのは、一般の人が店の料理を客に届ける配達代行サービス「ウーバーイーツ」の配達員でつくる団体「ウーバーイーツユニオン」です。

団体によりますと、感染を防ぐため客に直接手渡さず指定場所に置く「置き配」は導入されたものの、客が現金で決済する場合や、店で料理を受け取る際などの感染防止対策は、配達員の自己責任となっているということです。

このため団体では、マスクや消毒液の配付などの対策を、運営会社に対して求めました。

配達員の立場について、運営会社側は「個人事業主で労働者にはあたらない」としていますが、団体側は「労働者にあたる」として、ほかの運送会社で労働者を守るために行われているのと同じ対策を進めるべきだと訴えています。

配達員で「ウーバーイーツユニオン」の鈴木堅登副執行委員長(28)は「会社には、しっかりとした回答を求めていきたい」と話しています。

運営会社「配達パートナーの安全 何よりも重要」

「ウーバーイーツ」の運営会社「ウーバージャパン」は、「配達パートナーの安全は何よりも重要です。マスクの配布も速やかに行えるよう調整を進めています。今後も事態を注視し、配達パートナーがより安心して利用できるように努めてまいります」とコメントしています。