“ありがとう 医療従事者”「食」で支える動き広がる

“ありがとう 医療従事者”「食」で支える動き広がる
新型コロナウイルスの治療にあたる医療従事者を「食」で支援する動きが、世界で広がっています。
新型コロナウイルスの感染が拡大する国や地域では、医療従事者が感染への危険を伴いながら日々患者の治療に当たっています。

こうした最前線で戦う人たちを「食」の力で支えようという動きが、世界で広がっています。

ベルギーでは、外出制限で休業するレストランのシェフが、ボランティアで病院で働く人たちに食事を提供したり、ハンガリーでは、著名なシェフの料理を弁当にして病院に届けたりしています。

日本では、都内を中心に14のサラダ専門店を展開する会社が、店を訪れる医療関係者に無料でサラダを提供する取り組みを先月から始め、1週間の間に2000食余りを提供したということです。

その後、医療現場では外に出て食事をとる時間もないと聞き、今週からは病院まで直接届けています。

サラダを届ける支援の輪は今広がりを見せ始めていて、レストランなどから野菜を提供したいとか、配達を手伝いたいといった申し出が寄せられているほか、多額の寄付の申し出もあるということです。

クリスプの宮野浩史社長は「前線で働く医療従事者の方に、応援する人がいることが伝わり、あたたかい気持ちになってほしい」と話していて、今後はより多くの医療従事者にサラダを届けて感謝の気持ちを伝えることにしています。