初診からオンラインや電話で診療 週明けから開始 厚労省

初診からオンラインや電話で診療 週明けから開始 厚労省
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新型コロナウイルスの感染が医療機関で広がるのを防ぐため、厚生労働省は初診からオンラインや電話で医師の診断を受けたり薬の処方を受けたりできる仕組みを週明けから始めると発表しました。
医療機関での新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、インターネットを使って自宅などで診察が受けられる「オンライン診療」が初回の診療から認められることとなり、厚生労働省は週明けから仕組みを始めると発表しました。

オンライン診療は映像を通じて行うことが想定されていますが、パソコンやスマートフォンなどがない患者については、医師の判断で電話でも受けることができます。

薬も初回の診療からインターネットや電話で薬剤師の服薬指導を受けたうえで、配送で受け取れるようになるということです。

厚生労働省では、これらの仕組みに対応する医療機関のリストを都道府県ごとにまとめて公表することにしています。

加藤厚生労働大臣は記者会見で「近くの医療機関や薬局が対応しているか調べていただき、多くの方に利用していただきたい」と述べました。

オンライン診療 診療報酬は2140円

厚生労働省は、初回の「オンライン診療」について、医療機関に支払う診療報酬を2140円とすることを決めました。3割負担の患者の場合、自己負担分は642円になります。