国会審議 感染予防策講じ再開 新型コロナウイルス

国会審議 感染予防策講じ再開 新型コロナウイルス
新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく「緊急事態宣言」を踏まえ、審議を見合わせていた国会は、10日から感染予防策を講じて本会議などを再開しました。
国会では「緊急事態宣言」が出されたことを踏まえ、8日と9日、審議を見合わせましたが、10日から衆参両院で本会議や委員会を開き、審議を再開しました。

午前中に開かれた参議院本会議では感染を予防するため各議員はマスクを着用し、手の消毒を行って議場に入り、原則1席ずつ間隔を空けて座りました。

そして、出席していることを示すのに議員の名前が書かれた「氏名標」は使わず、議席に置かれたみずからの名前が書かれた黒い紙を裏返して白にして出席を表していました。

また、法案の採決はふだん使っている押しボタン式の投票装置のない席も利用していることから起立採決で行われました。

採決にあたって、車いすを使っている議員は賛成の場合は挙手し、重度の障害がある議員2人は介助者が代わりに手を挙げていました。

このほか、本会議場に入る職員を減らし、速記者は別室で対応しました。