初夏の風物詩「チャグチャグ馬コ」中止を検討 岩手

初夏の風物詩「チャグチャグ馬コ」中止を検討 岩手
岩手県の初夏の風物詩として知られる伝統行事、「チャグチャグ馬コ」について、主催する団体が、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止を検討していることが分かりました。
「チャグチャグ馬コ」は、田植えが終わる時期、農作業を手伝った馬に感謝する江戸時代からの伝統行事で、色鮮やかに飾りつけられた馬が、滝沢市から盛岡市までのおよそ14キロを鈴の音を響かせながら練り歩きます。

例年、沿道には県内外から多くの観光客が訪れ、去年は8万7000人が詰めかけました。

ことしも6月13日に行われる予定でしたが、主催する「チャグチャグ馬コ保存会」によりますと、新型コロナウイルスの感染が広がっていることから、中止を検討しているということで、来週にも役員に書面を送り決定するということです。

中止になれば、現在の形で行われるようになった昭和23年以降、初めてです。