新千歳空港 今月いっぱい国際線の発着なし 新型コロナウイルス

新千歳空港 今月いっぱい国際線の発着なし 新型コロナウイルス
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、北海道の新千歳空港では今月いっぱいは国際線の発着便が全く無い、異例の事態が続く見通しになりました。
新千歳空港の国際線は、新型コロナウイルスの感染拡大で航空各社の運休が相次いだことから、先月26日から発着便が全く無くなっています。

国土交通省によりますと、先月まではフィリピンや台湾などとを結ぶ路線で今月15日以降に運航する計画が提出されていましたが、8日までに各航空会社から今月分の運航を取りやめるという申請があったということです。

この結果、新千歳空港の国際線の発着便が無いという異例の事態が、少なくとも今月いっぱいは続くことになりました。

国土交通省では今後も各国の入国制限が続けば、今の状況はさらに続く可能性があるとみています。

新千歳空港の国際線の利用客は外国人観光客の増加を追い風に、去年1年間で386万人余りと過去最高を更新し、ことしはさらに伸びが期待されていました。

ターミナルビルの増築やホテルなどの投資も相次いでいただけに、事態の長期化によるダメージは避けられない見通しです。