保育園休園で親からは…「仕事に集中するのは難しい」

保育園休園で親からは…「仕事に集中するのは難しい」
緊急事態宣言を受けて、在宅で子どもの世話をしながら働くようになった親からは「仕事に集中するのが難しい」という声が上がっています。
東京・中野区で夫とともに小学1年生と2歳の2人の女の子を育てる30代の女性に話を聞きました。

中野区では、今月1日から、自営業や在宅勤務など家庭での保育が可能な家庭には保育園への登園を自粛するよう要請する方針を示しています。

女性は、さらに緊急事態宣言が出たことを受けて、9日から在宅で娘2人の世話をしながら、仕事をすることになりました。

女性は「何かあると、すぐに子どもに『お母さん』と呼ばれてしまい、食事も、ふだんは保育園で給食を出してもらえますが、きょうは昼食を用意するために家事も増え、ふだんの2割か3割くらいしか進みませんでした」と話していました。

女性は「子どもが寝た後の時間に仕事を進めるか、夫とやりくりを相談するなどして、仕事を済ませるようにしたい」と話しています。

また、区によって対応が分かれていることについては「地域によって基準が違うと、自分の地域の保育が、今後はどうなるのか見通せず、ずっと気持ちが落ち着かない状況が続きます。きちんと、国で一律の見解を出してほしいです」と話していました。