長野で新たに2人感染確認 県内21人に 新型コロナウイルス

長野で新たに2人感染確認 県内21人に 新型コロナウイルス
長野県は県内に住む70代の女性と50代の男性の合わせて2人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。県内の感染者はこれで21人です。
長野県によりますと、新たに感染が確認されたのは松本保健所管内に住む70代の女性と飯田保健所管内に住む50代の会社員の男性の2人です。

このうち70代の女性は、先月31日にせきの症状が出てから7日までに複数回にわたって医療機関を受診し、検査の結果、9日に感染が確認されたということです。感染症指定医療機関に入院し、現在は症状はないということです。女性は県の聞き取りに対し、症状が出る前の2週間、県外には出ていないと話しているということです。

これまでに同居する家族4人が濃厚接触者として確認されていて、このうち2人に症状があり県は4人とも検査することにしています。

一方、50代の男性は東京都内から帰省したあと先月27日に感染が確認された20代の男性の父親で、1度目の検査では陰性で症状も出ていませんでしたが、健康観察の期間が終わるのを前に再び検査したところ9日に感染が確認されたということです。男性は入院していますが症状はないということです。

県は接触の度合いが特に高いとして男性と同居する家族1人を濃厚接触者としていますが、この家族も症状は出ていないということです。

県内で感染が確認されたのはこれで21人で県は感染経路や濃厚接触者などを詳しく調べています。

また、県によりますと今月6日に感染が確認された伊那保健所管内の20代の大学生が発症後もアルバイトをしていた「auショップ塩尻広丘」を訪れたという相談が、これまでに75人から寄せられているということです。

県は接触した時間などからこのうち8人が濃厚接触者にあたると確認しましたが、症状のある人はいないということです。

このほか大学生の知人と職場の同僚合わせて2人が濃厚接触者とされ、県はこのうち症状が出ている3人について検査することにしています。