千葉県内感染確認 計354人に 新型コロナウイルス

千葉県内感染確認 計354人に 新型コロナウイルス
千葉県は佐倉市に住む90歳以上の男性など男女20人と、集団感染が確認された東庄町の障害者福祉施設、「北総育成園」の関係者5人の合わせて25人について、新たに新型コロナウイルスへの感染が確認されたと発表しました。
新たに感染が確認されたのは松戸市で6人、市川市で3人、旭市で3人、八千代市で2人、佐倉市で2人、このほか習志野市などで4人、さらに、集団感染が確認された東庄町の障害者福祉施設「北総育成園」の利用者の家族など5人の合わせて25人です。

このうち佐倉市に住む90歳以上の男性は、今月4日に発熱するまで、市内の施設のデイサービスを利用していたということです。

男性は息苦しさを訴えていて、医療機関に入院しているということです。

県は同じ施設を利用していて男性と接触が確認された人のうち、せきなどの症状がある人たちのウイルス検査をしましたが、いずれも感染は確認されませんでした。

また東庄町の「北総育成園」の関係者のうち、利用者の家族で20代の男性は県立学校の教諭ですが症状はなく、勤務先の学校は休校中のため生徒との接触はないということです。

9日、千葉県内ではこのほか千葉市と柏市が合わせて5人の感染確認を発表しています。

これで千葉県内で感染が確認された人は354人となりました。

柏 3人の感染確認 40~50代 いずれも都内に出勤

柏市は、東京都内に勤める40代と50代の男性3人について新たに新型コロナウイルスへの感染が確認されたと発表しました。

感染が確認されたのは、柏市に住む40代の会社員と50代の販売員、それに我孫子市に住む50代の会社員の合わせて男性3人で全員、都内に勤務しています。

柏市によりますと、このうち40代の男性は、先月30日に37度台の発熱やのどの痛みなどの症状が出て、31日にはいったん解熱しましたが、その4日後に再び38度台の熱が出たためウイルス検査を受けた結果、8日に感染が確認されました。男性は発症後は在宅勤務をしていましたが症状がおさまり、マスクをして出勤した翌日(4日)に再び発熱したということです。男性は肺炎と診断され、県内の医療機関に入院し現在酸素吸入をしているということです。

また50代の販売員の男性はせきやのどの痛みのほか味覚の異常を感じたため検査を受けたところ8日に感染が確認されました。都内の百貨店のテナントで働いていますが発症後は勤務していないということです。2人には最近の海外渡航歴はなく感染経路もわかっていないため柏市は行動歴をさらに調べるとともに家族など濃厚接触者の健康観察を行うことにしています。

一方、我孫子市に住む男性は今月6日に発熱と頭痛の症状が出て、8日に感染が確認され、詳しい状況は千葉県が調査しています。