緊急事態宣言 理髪店 “駆け込み需要”で対応に苦慮も 東京

緊急事態宣言 理髪店 “駆け込み需要”で対応に苦慮も 東京
緊急事態宣言を受けて東京都内の理髪店の中には、利用できなくなる可能性があると考えた人たちが次々と訪れ、感染防止策を十分にとれなくなるなど対応に苦慮しているところもあります。
国の緊急事態宣言をうけて、東京都は休業を要請する事業者の具体的な業態などについて10日の公表を目指して国と協議しています。

こうした中、東京 中央区にある理髪店では利用できなくなる可能性があると考えた人たちが次々と訪れ、いわば「駆け込み需要」のような状況になりました。

この店では新型コロナウイルスの感染を防ぐため、できるだけ座席を1つおきに使って営業してきましたが、8日以降、すべての座席を使って対応せざるをえない状況が続いているということです。

常連客の男性は「仕事で病院に行くので、身だしなみには気をつかっていますが、東京都の方針によっては、大型連休明けまで利用できなくなるかもしれないので仕事の合間に髪を切りにきました」と話していました。

店のオーナーの志田昭廣さんは「予想していなかった客の増え方で混乱している。客どうしの間隔をあけたいが、来てくれた客を断るわけにはいかない。多くの客が来てくれてありがたいが、先が見えない中での忙しさなので不安もある」と話していました。

この店では換気や座席の消毒を徹底するなどして営業を続けながら近く公表される都の方針を見極めたいとしています。

大手チェーンは対応分かれる

緊急事態宣言を受けて、理髪店の大手チェーンでは今のところ、今後の営業について対応が分かれています。

「QBハウス」などを運営する「キュービーネット」は、全国にあるおよそ580の店舗のうち、緊急事態宣言の対象となっている7都府県にある442店舗を10日から当面、休業することを決めました。

一方、「サンキューカット」を展開する「サン・クエスト」は、店舗が入居している商業施設の休業に伴って、8日から神奈川県などにある5つの店舗が休業していますが、そのほかの店についてはオーナーの意見なども踏まえて対応を決めるとしています。