栃木県知事 対象地域との往来自粛を強く求める 緊急事態宣言

栃木県知事 対象地域との往来自粛を強く求める 緊急事態宣言
新型コロナウイルス対策の特別措置法にもとづいて東京など7つの都府県に「緊急事態宣言」が出されたことを受けて、栃木県の福田知事は対象となった地域との間の不要不急の往来を自粛するよう強く県民に求めました。
栃木県内ではこれまでに新型コロナウイルスの感染者が26人確認され、この1週間近くで倍増しています。

栃木県の福田知事は9日の記者会見で、「栃木県は緊急事態宣言の対象区域と経済などつながりが深くさらなる県内での感染者の増加が心配だ」と述べました。

そのうえで、県民に対して東京や隣接する埼玉など「緊急事態宣言」が出された7都府県との不要不急の往来を自粛するよう強く求めました。

また、福田知事は密閉・密集・密接のいわゆる『3つの密』を避けること食料品・日用品を必要以上に購入しないことなどを求めました。

さらに、県内を対象にした外出自粛要請について「感染者がきょうとあす大きく増える状況になれば、視野に入れざるをえない」と述べ、状況を見極めて判断する意向を示しました。

一方、感染者が増えた場合の医療崩壊を避けるため軽症者を受け入れる施設について福田知事は「ホテル旅館組合などの意向を聞きながら速やかに進めていきたい」と述べ、検討を急ぐ考えを示しました。