花王 新型コロナ拡大で不足の消毒液を20倍以上に増産へ

花王 新型コロナ拡大で不足の消毒液を20倍以上に増産へ
新型コロナウイルスの感染拡大で不足している消毒液について、日用品大手の「花王」は、国内の生産拠点を増やすなどして、今月下旬から去年と比べて20倍以上に増産することを明らかにしました。
会社によりますと、新型コロナウイルスの感染拡大で消毒液の需要がことし1月後半から急激に増加したため、生産が追いつかない状態が続いているということです。

このため花王は、これまで消毒液を作っていなかった和歌山工場など国内の4つの工場で消毒液を生産する態勢を整えたほか、不足していた消毒液の容器を追加で調達できるようになったことから、今月下旬から去年と比べて20倍以上の消毒液の増産が可能になったということです。

花王は政府の要請を受けて医療機関や介護施設などに優先的に供給してきましたが、今回の増産により、一般の家庭向けの供給も増える見通しだということです。