「白い恋人」1か月半ぶりに製造再開 新型コロナウイルス影響

「白い恋人」1か月半ぶりに製造再開 新型コロナウイルス影響
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で札幌市の菓子メーカーが停止していた主力商品「白い恋人」の製造が1か月半ぶりに再開されました。
感染拡大で国内外からの観光客が大幅に減り、土産物の需要が落ち込んだことから札幌市の菓子メーカー「石屋製菓」はことし2月20日から自社の主力商品「白い恋人」の製造停止を余儀なくされていました。

その後、会社では在庫が徐々に減ったことに加えて北海道内での需要も見込めるとみて、9日、1か月半ぶりに製造を再開しました。稼働させたのは北広島市の工場のラインで、従業員が箱の重さを量って製品の数を確認する作業を進めていました。

会社では東京などで緊急事態宣言が出されたことで本格的な販売の回復は難しいとして、工場を動かす時間を通常の半分以下に抑えたうえで、11日から今月下旬までの間、再び製造を停止するということです。

石屋製菓経営管理部の柳澤和宏副部長は「まだ完全ではないが、一部、製造開始ということになり皆さんのもとに商品を届けられることをうれしく思う」と話していました。