大阪府は府民に外食を控えてもらおうと、利用者に一定の割合でポイントを還元する出前の代行業者に対し経費の一部を補助する制度を新たに設ける方針を固め、早ければ来週にも導入することになりました。

大阪府は「緊急事態宣言」が出されたことを受けて、府民に対し、来月６日まで生活の維持に必要な場合を除き、外出を自粛するよう求めています。

こうした中、大阪府は府民に外食を控えてもらうため一定の条件を満たす出前の代行業者に対し、経費の一部を補助する制度を新たに設ける方針を固めました。

代行業者が補助を受けるには、電子決済で1000円以上の注文を受けた際に、利用者に対して500円分のポイントを還元することが条件となります。

府はこの条件を満たす事業者に対してポイント還元の半額にあたる250円を補助することにしています。

対象となるのは食事の出前に関するウェブサイトを運営し、府内にある2000以上の飲食店の出前を代行する事業者で、直接、注文を受けて出前を行う飲食店は含まれません。

大阪府は新たな制度を来週から１か月程度実施したいとしていて、条件を満たす事業者と実施に向けた調整を進めています。