新型コロナ集団感染の介護施設 1か月ぶり再開 兵庫 伊丹

新型コロナ集団感染の介護施設 1か月ぶり再開 兵庫 伊丹
利用者や職員などが新型コロナウイルスに相次いで感染した兵庫県伊丹市の介護施設が、休止していた通所サービスを1か月ぶりに再開しました。
伊丹市の介護施設「グリーンアルス伊丹」では先月7日に通所サービスの利用者の感染が確認されて以降、利用者や職員などに感染が広がり、この施設に関係して60人の感染が確認されました。

施設では、先月9日からサービスを休止してきましたが、ウイルスの潜伏期間とされる2週間の2倍以上の間、休止させたため施設内で感染が広がる可能性は低いとして9日、1か月ぶりに通所サービスを再開しました。

9日朝は、送迎用の車両に乗った利用者たちが次々と訪れ、職員から「ご迷惑をおかけしました」などと声をかけられ、中に入っていきました。

施設によりますと、兵庫県が緊急事態宣言の対象になっていることから当面は入浴など最低限のサービスだけを提供し、1回当たりの利用者も定員の半分以下の16人に制限するということです。

また、利用者本人やその家族に発熱があった場合は施設の利用を認めないほか、2時間に1回は10分間の換気を行うなど感染防止対策を徹底するとしています。