フランス 外出制限延長へ 感染拡大歯止めかからず 新型コロナ

フランス 外出制限延長へ 感染拡大歯止めかからず 新型コロナ
フランスでは、新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない中、今月15日まで続けられる予定だった外出制限が延長されることになりました。
フランス大統領府は8日、先月17日から全土で行われている外出制限について、今月15日までとしていた期限を延長することを明らかにしました。

マクロン大統領が来週月曜日に演説を行って正式に発表するということです。いつまで延長するかについては今のところ明らかにしていません。

フランスでは8日、新型コロナウイルスで亡くなった人が新たに500人以上増えて1万869人となり、ここ数日で死者が急増しています。さらに集中治療室で治療を受けている重症患者は7148人に上っていて8日記者会見した保健省のサロモン保健総局長は「記録的な数字だ」と述べ、対応する病院が極めて厳しい状況にあるという認識を示しました。

そのうえで外出制限を守ることが最も有効な武器だと改めて強調し、不要不急の外出を避けるよう呼びかけています。

フランス政府は外出制限の開始から3週間以上がたっても感染拡大に歯止めがかからないことから制限を継続することが欠かせないと判断したものとみられます。