米NY州 感染者数横ばいも24時間の死者数最多に 新型コロナ

米NY州 感染者数横ばいも24時間の死者数最多に 新型コロナ
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アメリカで、新型コロナウイルスの感染の中心となっている東部ニューヨーク州では、24時間の死者数が過去最多の779人に上り、医療態勢を拡充し外出禁止を徹底できるかが引き続き課題となっています。
アメリカの感染者数は8日、40万人を超えて40万2923人となり、このうち14万9316人をニューヨーク州が占めています。

連日会見を開いているクオモ知事は8日、ニューヨーク州での死者数がこの24時間で779人増えて過去最多の増加となり、合計で6268人に上ったことを明らかにしました。

また感染者数の増加については「横ばいで進んでいる。それはわれわれの取り組みによるものだ。これを今やめればカーブは変わってくる」と述べ、感染者の増加のペースを横ばいで抑え込みながら減少に移行させるため、医療態勢を拡充し外出禁止を徹底できるかが引き続き課題となっています。

一方、ニューヨーク市のデブラシオ市長は8日の会見で市内の人種別の死亡者の割合について、ヒスパニック系が全体の34%、黒人が全体の28%を占め、いずれも人口比に比べて死亡者の割合が高くなっていることを明らかにしました。