大分 6人感染確認 和太鼓グループでクラスターか 新型コロナ

大分 6人感染確認 和太鼓グループでクラスターか 新型コロナ
大分県は、県内を拠点に国内外で公演を行っている和太鼓グループの運営会社の社員4人を含む6人が新たに新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと8日夜、発表しました。県では、この会社内で「クラスター」と呼ばれる感染者の集団が発生したとみて調べています。
新型コロナウイルスの感染が新たに確認されたのは大分県竹田市や大阪府に住む20代から50代の会社員や自営業などの男女6人です。

県によりますと、このうち男性4人は竹田市を拠点に活動し、国内外で公演を行っている和太鼓グループ「DRUM TAO」の運営会社の社員です。7日感染が確認された20代の男性が同じ会社の同僚だったため、8日、ウイルス検査を受け、陽性の結果が出たということです。

この会社では、55人の社員が市内で共同生活を送り、今月3日、このうち20人ほどが、後日感染が判明した福岡県の顧客と一緒に会食をしていました。

感染が分かった5人以外の社員については全員、検査で陰性が確認されたということです。

大分県は「クラスター」と呼ばれる感染者の集団が社内で発生したとみて調べています。

これで大分県内で感染が確認されたのは41人となりました。

和太鼓グループ ホームページで謝罪

「タオ・エンターテイメント」の藤高郁夫社長は8日、ホームページを通じてコメントを出しました。

この中で藤高代表は「TAOメンバー中、合計5人が新型コロナウイルスに感染していることが判明致しました。複数人への感染が確認されましたことは、誠に申し訳なく、メンバー一同断腸の思いであります」としています。

そのうえで「保健所の指導のもと、TAO全員が一丸となって、これ以上の感染拡大を阻止し、必ず打ち勝って、皆様の前へまた元気な姿をお見せします」としています。