東京 軽症や症状のない感染者 2日間で20人がホテルに

東京 軽症や症状のない感染者 2日間で20人がホテルに
東京都は、新型コロナウイルスに感染して入院している人のうち軽症の患者や症状のない人について、同意が得られた人から順次都が借り上げたホテルへの移送を進めていて、8日までの2日間で合わせて20人がホテルに入りました。
東京都は、新型コロナウイルスの感染者の急増に備えて、入院している軽症の患者や症状のない人が一時的に滞在できる宿泊施設として、中央区にあるビジネスホテル「東横INN東京駅新大橋前」を借り上げ、7日から移送を始めました。

都によりますと、7日の11人に続いて8日も9人を移送し、これまでに男女合わせて20人がホテルに入ったということです。

ホテルには合わせて100人程度が滞在する予定で、都の職員と看護師が24時間態勢で対応するほか、日中は医師も常駐し、毎日、検温や健康状態の観察を行います。

そのうえで、24時間間隔をあけて2回検査を行い、いずれも陰性なら自宅に戻れるということで、滞在期間は平均で1週間程度になる見込みです。

東京都感染症対策課は「まずは職員と患者の接触を防ぎながら対応するノウハウを確立したうえで、この取り組みをほかの宿泊施設にも広げていきたい」としています。