東京都 1日で最多の144人感染確認 4人死亡 新型コロナ

東京都 1日で最多の144人感染確認 4人死亡 新型コロナ
東京都は8日、都内で1日に確認された数としては最も多い144人が新たに新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。また8日までに新たに4人が死亡したということです。
東京都は8日、都内で新たに10代から90代の男女合わせて144人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。都内で1日に確認された人数としては、今月5日の143人を超えて最も多くなりました。

144人のうち、およそ66%にあたる95人は今のところ感染経路がわかっていないということです。

この理由について、都は保健所の調査が追いついていないことや、若い世代を中心に交友関係や行動範囲の把握が難しく、詳細な情報を得られないことなどを挙げています。

また都は7日、感染を確認したのが80人だとしていましたが、79人だったと訂正しました。

これで都内で感染が確認された人は合わせて1338人となりました。

一方、都は多数の入院患者などが感染し院内感染の疑いが強いとされている東京 台東区の永寿総合病院に入院していた患者3人を含む70代から90代の男女4人が死亡したことを明らかにしました。

都内で死亡した感染者は合わせて35人となりました。

50歳未満が81人

東京都の小池知事は8日夜、記者団に対し、「過去最大の144人で、クラスターになっていた東京 台東区の永寿総合病院の関係者や海外からの帰国者なども含まれている。50歳未満が81人ということで、若い方々が感染する傾向がさらに強くなっているように思う」と述べました。

「外出自粛と施設の使用制限を同時に進めないと…」

また小池知事は、動画投稿サイトの「YouTube」で配信した動画の中で、「施設の使用制限については東京都医師会、医療関係者、経済の専門家などからも東京都の現在の感染状況を踏まえると、外出自粛と施設の使用制限を同時に進めないとコロナウイルスの拡大防止は間に合わないといった意見をいただいている。また、外出自粛だけでは効果は十分でない、クラスターの発生源となる得る施設の制限などを即刻、行うべきだという声もある」と述べました。