楽天やベガルタ仙台など試合会場限定弁当 配達へ 仙台

楽天やベガルタ仙台など試合会場限定弁当 配達へ 仙台
新型コロナウイルスの影響で、プロスポーツの試合の中止や延期が続く中、ふだん試合会場でしか買えない弁当を配達して自宅や職場で楽しんでもらおうという新たなサービスを仙台市の業者が始めることになりました。
弁当の配達を始めるのはことし創業100年を迎えた仙台市宮城野区の弁当製造会社「こばやし」です。

この会社は一般的な弁当の販売とは別に、プロ野球の楽天やサッカーのベガルタ仙台など、仙台を拠点とするプロスポーツチームの監督や選手と企画した特別な弁当を試合会場限定で販売しています。

しかし、新型コロナウイルスの影響で試合の中止や延期が重なり、今のところ3700万円余り、売り上げが減っているということです。

会社では外出を控えながら試合を待ちわびるファンに、せめて弁当で雰囲気を味わってもらい売り上げにもつながればと、試合会場でしか買えない特別弁当のうち10種類を、送料無料で自宅や職場などに配達するサービスを今月11日から始めます。

この中には今シーズンから楽天の指揮を執る三木肇監督と企画した東北6県の名物料理を一度に楽しめる弁当のように、まだファンが食べたことのないものもあります。

この会社の楽天生命パーク宮城店を仕切る石原聖店長は「売り上げが減ることよりも地元を盛り上げられない喪失感が大きいです。弁当を通して、試合を待っている選手とファンの気持ちをつなげられたら」と話していました。

この弁当は配達の3日前までに5個以上の注文から受け付け、配達エリアは一部の地域を除いた仙台市内だということです。