緊急事態宣言 東京五輪・パラの強化拠点 NTCなど使用中止に

緊急事態宣言 東京五輪・パラの強化拠点 NTCなど使用中止に
新型コロナウイルスの感染拡大による「緊急事態宣言」を受けて、JSC=日本スポーツ振興センターは、都内にあるナショナルトレーニングセンターなどオリンピック・パラリンピックに向けた選手強化拠点の使用を中止したと発表しました。
東京・北区にあるナショナルトレーニングセンターと国立スポーツ科学センターは、オリンピック・パラリンピックを目指す国内のトップ選手の強化拠点で東京大会の延期が決まったあとも、競泳や陸上、それに体操など多くの競技で代表を目指す選手たちがトレーニングを続けています。

施設を管理するJSCは新型コロナウイルスの感染拡大による「緊急事態宣言」を受けて、8日から来月6日まで施設の使用を中止したと発表しました。

ナショナルトレーニングセンターには、宿泊施設があり合宿を行っている選手や寮生活を送っている有望な若手選手などが利用していますが、今週末をめどに退去を求めるということです。

JSCは「選手の健康面を守ることが最優先だと判断した」としています。

この2つの施設は、来年に延期された東京オリンピック・パラリンピックに向けた国内での選手強化で中心的な役割を担ってきました。

また、JSCは国立競技場や国立代々木競技場、それに秩父宮ラグビー場などについても使用の中止を発表しました。