フランス パリ 外出制限を強化 日中のジョギングなど禁止に

フランス パリ 外出制限を強化 日中のジョギングなど禁止に
新型コロナウイルスの感染拡大を受けてフランスのパリ市は「外出制限が緩めばこれまでの取り組みがむだになる」として8日から外出制限を強化し、ジョギングなどの運動を理由にした日中の外出を禁止しました。
フランスでは新型コロナウイルスへの感染が確認された人が7日までに7万8167人に上り、亡くなった人は1万328人となり1万人を超えました。

外出制限の措置が先月17日から全土で取られていますが、生活必需品の買い物や病院での診察などを理由にした外出ができるほか、ジョギングなどの運動も自宅から半径1キロ以内かつ1時間以内であれば認められてきました。

これについてパリ市は8日から制限をさらに強化すると発表し、午前10時から午後7時までの間はジョギングなどの運動を理由にした外出を禁止しました。

その理由について多くの患者を受け入れている市内の病院が依然として厳しい状況に置かれていて、外出制限が緩めばこれまでの取り組みがむだになるためだとしています。

フランスでは先週末、春の暖かな陽気のもと多くの市民が出歩く姿が見られ、カスタネール内相は「天気がよくなれば緩みが出るおそれがある」と述べて、自治体に対策の強化を検討するよう呼びかけていました。