緊急事態宣言 東京五輪・パラの選手強化拠点も使用停止へ

緊急事態宣言 東京五輪・パラの選手強化拠点も使用停止へ
新型コロナウイルスの感染拡大による「緊急事態宣言」を受けて、都内にあるナショナルトレーニングセンターなどオリンピック・パラリンピックに向けた選手強化拠点の使用が停止されることになりました。
東京・北区にあるナショナルトレーニングセンターと国立スポーツ科学センターはオリンピック・パラリンピックを目指す国内のトップ選手の強化拠点で東京大会の延期が決まったあとも競泳や陸上、体操など多くの競技で代表を目指す選手たちがトレーニングを続けています。

複数の関係者によりますと新型コロナウイルスの感染拡大による「緊急事態宣言」を受けて、施設を管理するJSC=日本スポーツ振興センターが各競技団体などに対して近く施設の使用を停止する方針であることを通知してきたということです。

ナショナルトレーニングセンターには宿泊施設があり合宿を行っている選手や寮生活を送っている有望な若手選手などが利用していますが退去する必要があるということです。

この2つの施設は来年に延期された東京オリンピック・パラリンピックに向けた国内での選手強化においては中心的な役割をになっていて、施設の使用が全面的に停止されることで来年に向けて再スタートを切る強化スケジュールへの影響が懸念されます。