緊急事態宣言 新宿も人出少なく 歌舞伎町では帰宅呼びかけも

緊急事態宣言 新宿も人出少なく 歌舞伎町では帰宅呼びかけも
「緊急事態宣言」が出された昨夜、東京の新宿駅周辺では休業した店も多く、人出はさらに少なくなったようでした。
7日午後7時半ごろ新宿駅西口周辺ではまっすぐ駅に向かい帰路につく人たちの姿が見られました。

またふだんは仕事を終えたサラリーマンや外国人観光客でにぎわう「思い出横丁」は、ほとんどの店がシャッターを下ろし「休業」の貼り紙がされていて、ちょうちんだけともされ、通りは暗くなっていました。

近くで店を経営する50代の男性は「30年以上前からこの通りを見てきましたが、こんなに店が閉まっているのは初めてで驚きました。さみしいですが今はしかたがないですね」と話していました。

そして、日本最大の歓楽街、歌舞伎町では日頃から路上での違法な客引きのパトロールをしている区の職員らが、昨夜は活動を変え、街行く人たちに対し「さらなる感染拡大を招くおそれがあるのでまっすぐ帰宅するように」などとスピーカーを使って呼びかけていました。

また歌舞伎町には居酒屋やバーなどが立ち並んでいますが、中にはすでに店を閉め「休業」としているところも多く見られました。

新宿区危機管理担当部の守重正俊副参事は「緊急事態宣言後、人出はかなり少なくなりましたが、しっかり情報を発信し、不要不急の外出をしないよう呼びかけていきたい」と話しました。