新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、世界レスリング連合は、吉田沙保里さんや川井梨紗子選手といったオリンピック金メダリストなど世界中の選手たちが、「家にいてください」と英語で外出自粛を呼びかける動画を公開しました。

この動画は、世界レスリング連合が世界中のオリンピックメダリストや世界チャンピオンなどに呼びかけて作成し、６日、ホームページや動画投稿サイトで公開しました。

動画では50人余りの選手や元選手たちが次々に登場し、みずからの名前を伝えたあと、「Ｓｔａｙ ｓｔｒｏｎｇ， Ｓｔａｙ ａｔ ｈｏｍｅ」と呼びかけました。

日本語では「強くあってください。家にいてください」という意味で、激励のことばとともに外出自粛を呼びかけています。

動画には、オリンピック３連覇の吉田沙保里さんと、リオデジャネイロ大会の金メダリストで東京大会の代表に内定している川井選手のほか、いずれもリオデジャネイロ大会の銀メダリストの太田忍選手と樋口黎選手、世界選手権２連覇の須崎優衣選手など日本の選手も加わっています。

世界レスリング連合は「彼らスター選手たちは私たちの中心だ。今は困難な時期だが、彼らの情熱に力をもらっている」とコメントしました。

動画に参加した吉田沙保里さんも自宅から外出を控えているということで、「この危機を乗り越えなければ次に進むことはできない。誰か周りの人にうつすのではないかということを想像して、今は家にいるということを徹底してほしい」と話しています。